油絵 ”陽のあたる家”
昨年の11月中旬に取材した、長野県/白馬村辺りの農家の家を油絵にした。
この絵の家の後ろの林の向こうには、白馬槍、杓子岳、白馬岳の白馬連山が見えた。
絵の中に、これらの山を描き込むと、のどかに陽のあたる家の情景が薄れる気がして、敢えて白馬連山は描き込まなかった。
後ろに杉の林を背負って、高台にぽつんとたたずむ農家の庭先には布団が干してあった。 家には初冬の陽が燦燦と降り注いでいて、のどかで暖かそうで、この景色を絵にしてみたくなった。
白馬村辺りもだんだん近代化されてきて、別荘風やペンション風のモダンな建物が目立つようになったが、この絵のような昔懐かしい風景もあちこちで見る事もできる。
< 陽のあたる家 F6号 >
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コメント
燦々と陽が当たっている藁ぶき(でしょうか)の家、とても暖かそうです。
家の前の緑と、後ろ等の緑、同じ緑色でもそれぞれ違うんですね。
実はこの絵を拝見して、郷里を思い出しました。
。
私の実家も高台~棚田の上ですが、ポツンと一軒家なんです。
スロー人さんの絵で、郷愁を誘われました
投稿: マーちゃん | 2008年2月22日 (金) 20時43分
”陽のあたる家”の題名もぴったりですね。
棚田もある、のどかな風景・・・縁側でうたた寝でもしたいような感じです。だんだんと、こういう景色も少なくなっていくんでしょうね。
絵で、色々想像をふくらませることも出来るんですね
投稿: よびばあ | 2008年2月22日 (金) 21時38分
********** マーちゃんへ **********
故郷の郷愁を感じさせるような絵でしたか。
マーちゃんはのどかな環境で育ったんですね。
そういえばいつかご実家から前の棚田を写した
光景をブログで拝見しました。
この家の屋根は本当は赤いトタンで覆われて
いましたが、絵では茅葺に変えて描いたものです。
投稿: スロー人 | 2008年2月22日 (金) 22時27分
********** よびばあさんへ **********
絵から感じてもらったように、初冬の太陽を全部
独り占めしたように陽のあたる家でした。
こんな懐かしい景色には、なかなか出会えないだろうと
思いました。
昔はどこでも見られたような気がしますが・・。
投稿: スロー人 | 2008年2月22日 (金) 22時35分
こんな風景を見ると育った事も
住んだことも無い家なのに何故か懐かしいって思います。
そして猫のように一日中日向ぼっこしたいです♪
投稿: 夢眠 | 2008年2月22日 (金) 23時47分
ほのぼのとした とても心温まる絵ですね。
日本の田舎の家屋 こうやって見ると
貴重な文化遺産に見えてきました。
お布団を干しているところを
描かれているのも ほのぼの感が一層増していて
とてもいいです。
お布団を干すのって 家事で一番の幸せを感じるんですよね。
投稿: はいび | 2008年2月23日 (土) 05時59分
********** 夢眠さんへ **********
こんな風景の中で育ったことは無いかもしれませんが
見たこともありませんか?
でも、何となく懐かしさを覚えるのは、やっぱり
日本の風景を何処かで覚えていたからなんでしょうね。
投稿: スロー人 | 2008年2月23日 (土) 08時12分
********** はいびさんへ **********
茅葺の屋根は珍しくなりましたね。
本当はこの家の屋根は、トタン板で囲まれていたのを、
絵で茅葺にしました。
干してあるふとんで温かさを覚えるんでしょうか。
投稿: スロー人 | 2008年2月23日 (土) 08時16分
いつの間にか又良い作品出来ましたね。
とても暖かい柔らかい色が良く出ていてスロ-人さんカラ-を感じます。
家の近くでも1年前までは、かやぶきの家があり後は雑木林、竹林の風景を見られたのですが、後継者問題でもあったのでしょうか売られ、今や20件程の建売住宅が建ちすっかり風景が変わってしまいとても残念です。これからは、梅、桃、れんぎょ、雪柳、と楽しみにしていたのですが・・・。写真撮っておけば絵に出来たのにと今更悔やんでいる所です。首都圏ではこの様な家も少なくなって来るのでしょうね。
投稿: miyoたん | 2008年2月23日 (土) 09時49分
********** miyoたんへ **********
miyoたんへの家の辺りにも、かやぶきの家なんてあったんですか。 我が家の辺りでは見当たりません。 雑木林もだんだん少なくなって、住宅に変わってきました。 寂しいですね。
でも、見沼田んぼの辺りには、野蒜、たんぽぽ、せりなどが芽を出して、大勢の人がザックを背負ってピクニックしながら春を楽しむ光景が見られるようになります。
そんな春ももうすぐです。
投稿: スロー人 | 2008年2月23日 (土) 20時21分
孤塁の民家と深い濃緑の杉林と秋の気配の前の棚田、しみじみとした風景画ですね。
以前は何処にでも見られた風景で子供の頃を思い出しますネ。
地方でも最近は藁葺きの民家は皆無で殆ど見かけなくなりました、近年の材料の萱、人手不足で維持出来ないそうでトタン屋根に成ってます。
投稿: 久米仙人 | 2008年2月24日 (日) 12時05分
********** 久米仙人さんへ **********
昨年、富士山を見るには一番いい場所と言われている山梨/忍野村にいきましたが、そこは茅葺の民家を意識的に保護しているらしくて、沢山の茅葺農家がありました。
その茅葺農家と富士山が見事にマッチしていて感動しました。
この白馬村にも、観光的に茅葺農家を保存しているような場所もありました。
こんな家を見ると心が和みますね。
投稿: スロー人 | 2008年2月25日 (月) 09時31分
山に行くと麓の集落は
だいたいこんな感じです。
のどかだねえ・・と主人といつも話してますが
「住める?」 と聞かれると黙ってしまう私・・・。
時々行くのと 住むのとではやっぱり大違いだと思われ・・・。
絵にすると本当にいいですね。
白馬三山も見たかった・・・(山ノボラーとしては。)笑。
投稿: ジュリア | 2008年2月28日 (木) 05時19分
********** ジュリア先生へ **********
山の麓の村落はのどかな景色が多いですね。
でも、ここに住むかと問われると、都会に慣れてしまっている身としては考えてしまいます。 都会に住んで、たまにこういう田舎の空気を吸うのがいいんでしょうね。
この辺りからは、白馬三山が手に取るような近さに見えて感動します。
投稿: スロー人 | 2008年2月28日 (木) 18時49分
油絵展示館素晴らしいですね。
堪能しました。
これからもじっくり見させていただき
勉強させていただきます。
5/16,本日はちょっとでしたが
お目にかかれてブログを知り感謝でした。
投稿: 野口喜介 | 2008年5月17日 (土) 00時03分
********** 野口喜介さんへ **********
早速にブログにご訪問いただきありがとうございます。
60歳の定年を機に始めた油絵や、家庭菜園や、陶芸のことなどと、日常で気づいたことなどを、気ままに綴っています。
その中の油絵は、描いた絵の1/3くらいはこのブログに掲載しようと思っています。
たまにこのブログで油絵を観て頂いて、ご意見など頂けると幸いです。
投稿: スロー人 | 2008年5月17日 (土) 08時11分