油絵 ”乗鞍晩秋”
師走に入ってから急に寒さが厳しくなり、おまけに雨天続きのため、家にこもって絵を描く時間が多くなった。
2~3年前、画友数人と乗鞍にスケッチ旅行をした。 乗鞍の秋は実に美しい。 その旅行では、晩秋の景色に見とれながら何枚かの絵を描いた。
先日、会社の現役時代の友人が我が家に来た際、アトリエで、積んであったキャンバスの山の中から、あの時描いた乗鞍の黄葉の絵を観て気に入り、欲しいというので額に入れてプレゼントした。
あの時の乗鞍でのスケッチ旅行は、確か11月中旬でとても寒かった。 寒さに震えながら描いた思い出がある。
そんな思い出があって、友人にあげてしまった絵のあの景色が懐かしく、思い出しながら、撮ってきた写真をもとに再度描いてみた。
あの時は道の端にイーゼルを立てて、寒さでかじかむ手をこすりながら、鼻水を流して描いたことを懐かしく思った。
ただ、あの時とは違ってこの絵は、暖房の効いたアトリエの中でぬくぬくとして描いた。
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コメント
この時期に、こんなに雨が続くとは思いませんでした。今日、明日が貴重な晴れ間のようですね。
これから寒くなるであろうという乗鞍の感じが良く出ています。
紅葉、白樺、小路と・・・暖房の効いたアトリエの中で、描かれたとは思えません。
スロー人さんにとっては落ち着いて絵を描ける雨かもしれませんね。
投稿: よびばあ | 2011年12月 4日 (日) 20時02分
よびばあさんへ **********
昨日までは雨と寒さの日が続き、外出する気にもなれず
絵ばかり描いていました。
以前描いた絵の気に入らないところを修正したり、
新しい絵も2枚仕上げました。
暖房の効いた部屋で描いたので、あの時の凍えるような
寒さが感じられない絵となりました。
これからの寒い季節は、どうしても絵を描く時間が
増えてくるのが例年の習慣となっています。
投稿: スロー人 | 2011年12月 4日 (日) 22時00分