我が家は、私と妻と愛犬「フラン」で暮らしている。
トイプードルのフランは生後間もなく我が家族に迎え、間もなく7歳の誕生日となる。 今では、欠かせない家族の一員である。
孫たちは我が家へ来ると、「こんにちは・・」と言うより先に 「フラン~~」 と言いながら玄関のドアを開ける。 フランも孫や子供が来ると彼らが玄関ドアを開ける前から来た事が判るようで、猛烈に嬉しそうに吠えて飛んだり跳ねたりとなる。
そして、孫たちとフランは抱き合い転がりあって強烈に喜び合うシーンがしばらく続く。
”孫たちとフラン”
先日来、5日間私が入院している間、フランは寂しそうだと、病院で妻から聞いた。
フランは夜、隣のベッドで妻と一緒に寝ているが、朝の定刻きっちりになると、隣のベッドに寝ている私を起こす。 最初は「ワン」と小さい声で2~3度吠えて起こすが、なかなか起きないと徐々に「ワン」の声は大きくなる。 私が目を覚ますと、ピョン・・と私のベッドに乗り移ってきて、布団にもぐりこんで私にスリスリして来る。
これが毎朝のフランの挨拶の習慣である。
入院中、私を起こそうとしても隣のベッドに私はいない。 フランは不思議そうに座ってじっと私のベッドを眺めて寂しそうだったようだ。

先日、ハチ公が、飼い主の上野教授と再会した像が除幕されたとのTV報道があった。 ハチ公と上野教授の表情に、何とも言えない深く通じ合う心と心が感じられて、素晴らしい像だと思った。
丁度あの除幕式のあった同じ日午前中に私は退院し、久しぶりに帰宅した。
私が居間のドアを開けるや否や、フランは喜びを体で表して、おおきく尾を振りながら、すごい勢いで私に飛びついてきた。
・・・・・ フランは正に、あの像のハチ公と同じように尾を振って後ろ足で立つ姿勢だったし、私も手術後の傷の痛みも忘れて、あの像の上野教授と同じ姿勢で受け止めていたと思う。 フランの余りの嬉しさの表現に、私はウルウルとなりそうだった ・・・・・
その日の夜、TVであの除幕された像のニュースを見て、丁度同じ日に、同じ再会シーンがあったことに、不思議な縁を覚えた。
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