2024年8月 6日 (火)

俳句会10周年記念句集が完成

所属する俳句会の10周年記念句集が完成した。

私は事務局を仰せつかっていて、3月に記念句集の発刊を思い立った。 記念誌はコストを考慮して手製で作成することにし、6月に会員に募った掲載句を纏め、以降原稿をパソコンでデジタル化してプリンターで印刷した。
印刷した枚数はA4サイズの両面約2500枚以上で、先週初めに印刷が完了した。 積み上げると約40cmあった。

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製本は業者に依頼し、先週末に製本が完成した。
約100冊の冊子である。

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その後、会員のお二人にお手伝いいただいて、昨日郵便で発送した。

今日早速、届いた・・と大勢の方から連絡を頂いた。
皆さん異口同音に、良い仕上がりだと驚いたようだった。 編集内容は記念句が中心の編集だが、それ以外に寄稿文コーナーや10年間の句会高得点句集、会員名簿などの企画掲載も良いとお褒めを頂いた。

発送作業の最後に、お二人に会計監査もしていただいた。 収支はほゞ±0で良かった。

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約5ヶ月にかけて句集作成作業に注力してきて、苦労はあったけれど、とても楽しんだ5ヶ月だった。
大仕事が終わって今はホッとしている。

 

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2024年7月10日 (水)

句集作成中/プリンターダウン

ネット俳句会の「10周年記念句集」を作成中で、原稿のデジタルデータ変換が終わり、現在プリントアウト中である。
狭い書斎は、さながら印刷所の様相になっている。

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句集はA5版で約100頁で、約100冊分のプリント枚数は、A4紙で2500枚の裏表両面印刷である。

大量の印刷にプリンターは悲鳴をあげながらも、80頁分(A4で2000枚)ほどまでは何とか印刷が進んでいたが、ついに過労となりダウンしてしまった。
プリンターをメーカーに送って修理を依頼した。 修理が完了するまでの2週間ほどの間は、印刷作業は一時中断することになる。

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こんなに一度に大量のプリントを行うのは初めてだが、印刷中、プリンタが意外と人間的な動きをするのに驚いた。例えば・・・
 連続印刷でプリンターは疲れてくると印刷速度が遅くなってゆっくり印刷となる。 更に疲れると、いったん印刷を休止して1分ほど休んでからまた印刷を始める。
また、最後の1枚になると、それまでゆっくり速度になって印刷していたのに、最後の力を振り絞るかのように、ラストスパートで通常の早い速度に戻る。
更に疲れていると思うときには、頑張れ!頑張れ!と声をかけて撫でてあげると、元気を取り戻す。(・・ような気がする)

すっかりプリンターと仲良くなった気がして、楽しみながら印刷している。

 

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2024年6月23日 (日)

俳句会の記念誌作成中

ネットを通して月一度の句会を開いていて、私は会の事務局を仰せつかっている。
会員数は、全国延べ約50名、現在は実質約30名である。

この句会は今年で10年目を迎えて、記念句集を編むことになった。
句集は、編集・印刷・製本などパソコンやプリンタを使ってほゞ手製で完成させようと奮闘している。

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5月に俳句を募集し、6月からは編集作業に入った。
会員から応募あった掲載句や寄稿文を、パソコンでデータ化する作業は時間を要したが何とか完了した。
校正もほぼ終わり、試し刷りして冊子の形を確認した。

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句集に付随して寄稿文も募集した。 また、会員名簿なども加えた。

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試し刷りした結果、句集厚さは約10mmで、ページ数は約100頁ほどとなった。
句集のタイトルは募集して提案もあったが、シンプルなものにした。

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冊子部数は会員の希望では100冊近くになりそうだ。
更に校正をしてから印刷に入るが、プリンターでA4用紙2500枚の裏表両面印刷となり、また一苦労となりそうだ。

印刷後の製本作業は、計画時、無料で会員に配布することにしていたものが会員からの声で有料となったので予算に余裕ができ、製本は業者に委託することも検討している。

 

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2023年3月26日 (日)

春の雨

桜は満開だというのに、ここ4~5日春の長雨が降り続いて、家に閉じ籠っている。 暇にまかせて、この雨で一句詠もうかと思い、春の雨の季語を調べてみた。

雨水(うすい) 2月19日頃、雪や氷が溶けた水

穀雨(こくう) 晩春に穀物をうるおす春の雨

春雨(はるさめ) 細かくしとしとと降り続く春の長雨

春時雨(はるしぐれ) 突然断続的に降る春の雨

春霖(しゅんりん) 春に降る長雨

菜種梅雨(なたねづゆ) 菜の花の咲くころの雨

花の雨(はなのあめ) 桜の花が咲くころの雨

春驟雨(はるしゅうう) 春のにわか雨

暖雨(だんう) 春の暖かい雨

木の芽雨(このめあめ) 木の芽が出るころの雨

柳の雨(やなぎのあめ) 柳に降る雨

杏花雨(きょうかう) 杏の花が咲くころの雨

その他にも春の雨の季語はいろいろあって、日本人の繊細な感性の奥深さを感じる。
そして・・・肝心の一句はなかなか捻り出せない。嗚呼・・

 

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2022年8月30日 (火)

8月のネット俳句会選句

8月のネット俳句会の「選句集計結果」が纏まった。 

ネット俳句会は、毎月句会を開いて会員からの投句を集計し、会員が全句から良いと思う句を選句投票する。
選句得点上位7句は秀句としてリストアップされるが、8月句会では私の次の2句も選ばれた。

   掛軸に涼の一文字夏座敷 (1位)

<暑い夏の日に、蕎麦屋の和室で詠んだ句である。 掛軸には「渓流の墨絵」が描かれていたのだが、「涼の一文字」に代えた。 季重なりが気になったが、さらなる涼しさと爽やかさが増すのでは・・と思い、逡巡したが敢えて季重なりを試みた。>

   空蝉がしがみつく葉の揺れてをり (4位)

<散歩途中で見た景で、揺れる葉に張り付いていた蝉殻が、落とされまいと必死に葉にしがみついているように見え、昨今の世相を映しているように思えて、しばらく眺めていた>

トップ得点句は最優秀句となるが、私が選ばれたのは初めてのことで、光栄に思う。

 

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2022年2月22日 (火)

春うらら

冬から春へ季節が移り変わるこの時期、正に 「春うらら」 の語感が、ぴたりと当てはまるこの頃である。

♪ ~春は名のみの風の寒さや~ ♪  子供の頃に歌ったこんな歌を思い出す。

日差しは春の暖かさをを感じるものの、風は冷たい。
陽の当たる窓辺のリクライニングシートに、愛犬を抱いて寝そべって新聞など読んでいると、ついウトウトしてくる。
ウクライナの厳しい情勢の記事を読んでいるというのに、こちらはこんなに平和である。

ウクライナ情勢が緊迫している今、何かと問題も多かった冬季北京オリンピックも終わった。
そんな中で、春ののどかで穏やかな日の光を浴びて過ごせていることを幸せに思う。

2月のネット俳句会に、次の3句を投句した。

 ・ 陽に酔いて浅き眠りの日向ぼこ
 ・ 何もせずこんな日もよし春隣
 ・ 朝の陽のやわらかくなり春立ぬ

自然にこんな句がでる浅春の、のどかな日々を過ごしているこの頃である。

 

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2021年6月27日 (日)

今月の俳句

今月の句会の選句結果を会員の皆様に送信した。

(月一回句会を行っている”ネット俳句会”の事務局を担当しており、会員の皆さんから送信される「投句」と「選句」を集計して、各句の得点を会員の皆さんに送信している)

投句される俳句は優れた句が多く、毎月の集計作業では皆さんの句を読むのが楽しみになっている。

今月も秀句が多かったが、その中で得点1位、2位の俳句を紹介する。

  最優秀句 : けふからは風を身近に更衣  (東洋和)

  第2位句  : 山法師古刹訪ねる道しるべ  (空尚)

何れの句も、初夏らしい爽やかな雰囲気を感じられて6月の句にふさわしい秀句だと思う。

これらの句には及ばない拙句だが、私の今月の句は次の三句を投句した。

  バス停の親子の笑顔夏帽子   (正鍬)
  紫陽花咲き黄傘の列の通学路  (正鍬)
  草茂る売地立て札蝸牛      (正鍬)

これらの拙句にも何人かの選句があり数票の得点があった。

 

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2019年8月 1日 (木)

7月句会選句結果

7月のネット俳句会の選句結果が配信された。

約40人の会員がメールのやり取りで、毎月1回の句会を開いている。 一人3句を毎月投句し、全部で110句ほどの投句があり、詠者を伏せて全投句が会員に通知され、各会員はその中から5句を選んで事務局に通知する。 事務局は選句結果を集計して、得点のあった俳句と詠者を会員に公開する。 その際、上位高得点の7句も発表される。

7月の選句結果で、私の3句の内の2句が、トップ2とトップ5の得点があった。 私が2句が同時に選ばれたのははじめてである。

・・・ 長梅雨にすねて胡瓜は曲がりをり ・・・

家庭菜園で育てている胡瓜はU字に曲がったものが多かった。異常なほどの長梅雨が原因では・・と思いながらそんな変形胡瓜を収穫しながら浮かんだ一句である。

・・・ ささくれた世相を写す暴れ梅雨 ・・・

今年の梅雨は単に長梅雨というだけでなく、線状降水帯なる言葉を初めて耳にする集中豪雨で被害も多く聞く梅雨だった。 折りしも、京都放火事件や理不尽と思われる殺人事件、我が子への虐待などの他、日韓の摩擦、言いたい放題の暴れトランプや北朝鮮やイラン問題など、ぎすぎすした世の中になった。そんな世相が今年の”暴れ梅雨”につながっている気がして憂いて詠んだ一句である。

・・・因みに私は、この句会の事務局を仰せつかっている。

 

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2019年6月27日 (木)

吊り玉ねぎを詠む

家庭菜園で今年も”玉ねぎ”を育てた。

先日、畑の”玉ねぎ”を引き抜いた後、自宅テラスの屋根下に架台を組んで、玉ねぎを紐で結んで架台にかけ乾燥させた。

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架け終わり、一仕事終えホッとしてテラスにある椅子に座って汗を拭いて休憩した。涼しい風が気持ちよかった。
その時に浮かんだ一句を今月の句会に投句した。

玉ねぎを吊り土の香の風とおる

会員から投句された100句を超える全ての俳句は集計され、詠者の氏名を伏せて会員に知らされ、選句投票が行われて得点とベスト7が発表される。
6月句会の選句集計が終わり、選句結果で票の入った俳句とその詠者と得票が全会員に発表された。

私の投句した上記の俳句は、ベスト5の得点で、高得点句に選ばれていた。

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所属している俳句会は、ネット俳句会と称し、毎月一回、メールのやり取りで句会を開いている。 私はこの会の事務局を仰せつかっていて、投句集計や選句集計と、会員各位への連絡などを行っている。

ベテランの方々も多く所属していて、とても勉強になる俳句会である。

 

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2018年7月30日 (月)

今月の投句

ネットで月一度の句会を行う「ネット俳句会」に所属している。

毎月決められた日までに3句をメールで送る。 会員数は現在40名なので、投句数は120句/月となる。 投句された句は集計して、俳号を隠した全句を会員に配信する。 会員はその中から良いと思われる5句を選句して返信する。その際、特に良いと思う句には「特」を付す。 また選句の際、感想などをコメントすることも出来る。

選句集計は全員の返信メールを集計して得点が計算される。 選句した内、「特」は2点、それ以外は1点として合計得点が集計される。 
選句結果は投句された全句に、得点数、俳号、送られたコメントも記載されて会員全員にメール発信する。 得点の高い上位7句は、「今月の高得点句」として記載される。

・・・ 私は、この俳句会を主宰する方から懇願されて、裏方の事務局としてこれら投句、選句の集計や、得点集計などの裏方作業をお手伝いしている ・・・

そして今月の句会の選句結果が纏まり、会員に配信された。

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私が投句した3句の内の1句が、ベスト5に選句された。 その句は・・・

    竿投げる千曲の風と夏帽子 

(真夏に信州の千曲川の川辺を散策した時、鮎を釣る多くの釣り人が竿を立てていて、つばの広い帽子姿だっのを思い出しながら詠んだ句である)

この句以外にも次の1句がベスト10の得点だった。

    畳寝や母からもらううちわ風

(まだ小学生の頃の夏、よく畳に座布団を折って枕にしてお昼寝をした。 隣に母も一緒に昼寝をしたが、母は子供の私にうちわ風を送ってくれた。 眠りながらの母のうちわ風は時々途切れた。 懐かしい子供の頃を思い出しながら詠んだ)



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